今の私を、20年前の私が見たら、きっと「どうして?」と思うでしょう。
10年前でも「え?そんなことが出来るの?」というかもしれません。
それほどに、私の現在は想定外の姿だと思います。
女の子はお茶くみ、男性社員の良いお嫁さん候補、そんな色合いが強かった頃に
働き始め。結婚したら家庭に入るのが当たり前だというのが常識でした。
人生を大きく変えるきっかけとなった何かがあるとすれば、
それは、「あの研修」だろうと確信する研修があります。
当時、まだ平の事務社員(主任ではありましたが)であった頃、会社は時代にのって
県外出店、子会社設立、キャリア採用と、内外に大きな変化をし始めていました。
そんな時、幹部候補者を育成する(後から思えば)大きな研修が初めて行われ
週末に2日間ホテルで缶詰めになって受講するという体験をしました。
40名中、女性はたった1人。何の役職も無い事務社員の私が、どうして
参加しないといけないのか?子供はまだ小学校で下の子は低学年。
「きっと〇〇さんが断ったに違いない」そう思い、自分より年長者や
役職が付いた女性、薬剤師職の女性たちの顔ぶれを頭に浮かべていました。
「子供が小さいので日曜はちょっと…」と、恐る恐る人事に言ってみましたが
完全に却下されました(笑・当たり前です)
口をきいた事もない男性社員ばかりの中に、ポツンと座った居心地の悪さ・・・
未だに忘れません(笑)2日目は仮病を使って休んでやろうか?そんな子供みたいな
事を考えていました。…始まるまでは…
R社の研修が始まると、そんな駄々っ子みたいな考えはあっという間に消えて
私は、そのプログラムにグイグイと惹き込まれていきました。
まさに、「何?この世界は?面白い!!!」頭の中がスパークして、今迄使ったことも
無かった回路が開こうと、光のようにニューロンからシナプスががグングン伸びていく、
そんな感覚。
あまりに刺激的過ぎて、面白すぎて、目が見開きっ放しで口がきけなかった(笑)…
それ程に鮮烈な体験でした。
これが、何の研修だったのか?^^ 続きは明日書きたいと思います。