人生を変えた「研修」 -2

今日も暑かったですね。

日中、少し外を歩いたら日差しの強さにクラクラしました^^

昨日、書きました「人生を変えた研修」の続きです。

 

いやでいやで堪らなかったけれど、いざ始まったら

グングン引き込まれていく自分がいました。

その研修は、経営感覚を養うマーケティングの研修でした。

私以外の方々も受講は初めてでしたし、基礎的な内容であったと思いますが

当時の私は、それまでマーケティングについて学んだことがありませんでしたから

実際に売れている商品(ビールや車)を例にして、市場動向、顧客志向・

ターゲティング、ポジショニング・競争戦略、マーケティングミクス等々を教えられ

自社の事業に当てはめて事業計画を作った経験は、刺激的な出来事でした。

それまで、何となく見て、何となく買っていた商品の後ろ側に、そんな戦略があり

まんまと乗せられていたことや、商品開発から販売に至る様々な仕掛けにワクワクしました。

ただ、私の脳内には光が飛び交っていたものの(笑)言語が追い付かず、グループワークでは

大した発言が出来なかった記憶があります。

 

けれど、ここから私は確実に変わりました。

自分が絶えず変化する競争環境の中にいるという、当たり前のことに気付いたのです。

それまでも、与えられた仕事をしっかりと行うし、自分なりに改善をしていましたが

マーケティングの理論や戦略フレームという知識を得て、経営的視点という大きな骨組み

が出来ました。これにより、それまで以上に仕事が面白くなりました。

そして、今までは目にも留まらなかったビジネス本が気になり、多くの本を読み漁りました。

本の知識を、現実に当てはめて考えることの、なんと楽しかったことか。

また、マネジメント関係の本も目につくままに読みふけりましたし、自分がそれまで

出会った尊敬する上司達のマネジメントスタイルを分析したりしていました。

すると、気づきます。本に書かれていることは、結局後付け理論なのだ、と。

上手く結果を出した人、会社が、どういう事をしてきたのか?結果からたどれば

上手くいく法則という見方が出来ますが、多くの選択肢がある時、それを選ぶ理由は

案外、計算や理論でなく直観だったとも言えるのでは、と。

フレームを持つこと、理論を学ぶことは、とても大事ですが、常に新しい場面での

決断を迫られる時、”真似”だけでは成功できない。そんなことも学びました。

間違いなく、私に大きな影響を与えた研修ですが、そこから行動に移したから

今の私がいる、ということも確かです。

研修で出来ることは、刺激を与えること、刺激の種まきをすること。

日々、丁寧に蒔いた種が、いつかどこかで芽を出すのを信じて・・・

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