年末ということでお客様を訪問しておりまして、
そのお客様から頂いた言葉にハッとし、感動した
ということがありました。
それは、社員面談を2年以上続けていらっしゃる
企業様なのですが、全社員の面談を継続してきて
従業員が変わり、会社が本当に変わったと。
毎月の面談は、最初は抵抗のある方も多く、話す
内容は会社や家族の愚痴ばかり…けれど、話す事
は放すことと言うように、まずは心の中に溜った
物を吐き出すことで、次第に心が整理され、今迄
気づかなかったことに目がいくようになる。
この担当者の方が仰ったのは、社内の人間でない
聴く専門家が聴くことの意味が大きいという事。
自社の事しか分からない社員が、会社の事を悪く
否定的に話す事に対して、外部をよく知る私の
ような立場の人間が、客観的な情報として正して
くれると、社員の心にスッと入っていく。
そして、社長の想いがちゃんと響くように下地を
作っていくことが出来る、と。
私がハッとしたのは、この担当者の方が
『松下さんの仕事は素晴らしい仕事です。社員の
面談がどれだけ会社を良くして、社員を幸せに
するか、それを必要としている中小企業がもっと
たくさんあるはずです。ぜひ、私の話を伝えて
多くの会社に営業をしてください』
そんな風に言って頂いたのです。
私自身が、聴くことの力を信じていますし、継続
的な面談を行うことで起こるポジティブな変化を
知っていますが、見えないところにお金をかけて
下さる会社が圧倒的に少ないことも分かっていて
コロナ禍もあり、積極的にお声かけするのを躊躇
していました。
でも、それはお客様にとって不利益にもなること
だったのだな…と、気づいたのです。
情報は提供して、選ぶのはお客様。勝手な遠慮で
営業をしないのは、逆に失礼なことだった。
そう、気づかせて頂いたのでした。
会社の中に不満が溜まっている、雰囲気が悪い、
意見が出ない風土である、覇気がない・・・
そんな職場には、プロによる継続的面談をお勧め
致します。