研修を感性を刺激する時間に

研修が楽しいといけないのでしょうか?

card02

 

 

 

 

 

 

プレゼンスの基本的なコース研修である「樹」は、広義のコミュニーション研修ですが、

その内容には企業理念の理解、マーケティング、メンタルヘルス、マネジメント、

キャリア意識等の基本を織り込んであります。

分かり易くするため、時に色や香りの要素を取り入れ、皆さんが日常生活で

押さえ込んでいる感情、感性を刺激して、それを伝え合って頂けるようにしています。

 

ですから、「こんな研修受けたことがありません」 「ゲームみたいで楽しかった」

と言うお声を頂くことが多いのです。

少し前にも、研修で伺っている企業様で、受講者の皆さまが「楽しかった~」と

あまりにも言うので、そのスタッフを送り出している部署の他の社員や上長から

「楽しい楽しい研修で良いですが、もっと現場に即した内容で明日の行動が

変わらなければ意味が無いのでは?」と言う声が複数あり、もっと現場の仕事に

直接繋がる内容で厳しいものにして欲しいと、ご依頼を頂きました。

確かに、”楽しい楽しい”で終わってしまうのでは困りますし、申し訳ないと思います。

しかし、受講後の様子(前回の内容を業務や日常に如何に活かしたか?)を

観察していると、個人差はありますが、確かに行動変容や意識変化が

起きているのが、私にはわかります。

出来ていないことにフォーカスして、厳しい研修をすると、確かにその場の

緊張感が高まり、会社や上司の意向を汲み取る言動になります。

軍隊形式とでも言いましょうか・・・恐怖を基本とした行動変化です。

恐怖を基本とした変化は、すぐに表れますが継続は厳しいでしょう。

「動かない・響かない」ように見える、受講者の心の「行動の心理」に本人が気付き

”~したい”と思わなければ、継続した変化、特にポジティブな変化や

進化には繋がらないと、私は考えています。

「あなたはどう在りたいのか?」という基本が抜けたスキルの研修は、薄いメッキです。

 

損得、評価を意識せずには通れないご時世ですので、常に頭の中は

「規則・ルール」の枠組みで思考が揺れています。けれど、世界に目を向ければ

小さな組織、地域の固定的観念や枠組みで始まる思考、後追い行動では

組織も人も生き残れないのは明白です。

小さな枠の中ばかり見るのでなく、世の中の動きを敏感に察知できる感性と

それを表現する力を個々が持ち、その個性豊かな表現を活かせる組織こそ

常に変化に対応できる、逞しい組織ではないでしょうか?

 

私は、そんな柔軟で力強い組織作りを、研修やカウンセリング、コンサルティング

と言う形で精一杯応援したいと思っています。

 

PAGETOP