「脳」から見ると男性と女性は別の生き物 

研修やセミナーでは、個人の志向特性や適性の違い、という面でお話することが多いのですが、採用や人事の仕事を通して、「男性」と「女性」には体格云々以外に大きな違いがあると感じてきました。今後、男性脳と女性脳について知って頂く機会を増やそうと考えています。

「話が聞けない男、地図が読めない女」という本もありましたね。良かれと思ってしていることが、相手の心を傷つけたり、上司の信頼を失う原因になっている、そんな経験はないでしょうか?

男性脳と女性脳では、感じ方が違いますし、好みの対話も違います。「狩猟本能」を基に行動する男性脳は、人の話を理解する時にも空間認知の領域を使うため、「話の目的(ゴール)」を意識します。ですから、話は結論から単刀直入に、経緯やポイントは数値を使うと理解して貰いやすくなります。

対して女性脳は共感脳であり、「周囲とコミュニティーを形成」することに長けた脳であるため、心地よさや共感が重要になります。寄り道の多い話の中で多くの共感を得ながら話すことでストレス解消をしているので「聴いて貰った」という感覚が大切になります。

部下の指導、上司との関わりで起こりがちな失敗と対応策等、ワークやロープレを通して多くの気づきを得ることができます。コミュニケーションのズレを解消するためにも、脳の特性からお互いを理解し、よりよい関わり方を考えることは、組織の生産性を向上にも役立ちます。

男性脳と女性脳の理解を促進することは、ダイバーシティへの取り組みとしてもお勧めできますね。

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