「考えさせる仕組み」と「忍耐力」

こんにちは。プレゼンスHPをお読み頂きありがとうございます。

人と組織の強みと魅力を引き出す、ライフ・キャリアコンサルタント松下純子です。

管理者、経営者の皆様、

”自律型の社員が欲しい” ”ちっとも自分で考えようとしない”と言いながら、

一方で自律させない仕組みを作っていませんか?

マニュアルいっぱいの仕事は、ある意味楽ちんです。

細かなマニュアルを作るまでが大変ですが、作ってしまえば「読ませる」だけですし

マニュアル通りにすれば〇が貰えて、マニュアル通りにしない人を否定することが出来る

仕組みは管理し易いのです。

まるで、考えないで草を食み、移動させられ、毛を刈られ肉を食べられる家畜のようです。

しかし、日々刻々と変化する世の中で、人の価値観も様々あると言うのに、

家畜のような社員で変化の波を乗り越えられますか?

マニュアルだらけの教育・研修は有効でしょうか?

わからない事例(問い・質問)が起こった時、1人1人が、最善・最適の答えを

導き出せるような考え方を教えるのが、職場の教育では無いのかな?と思います。

ある職場で、受付事務のレベルが年々下がってしまい、基本事項が出来ないからと、

あらたな確認事項を追加し、どんどん分厚くなるマニュアルを見て

「1つの事が出来ないのに、どうして項目を増やすのですか?」

と質問したことがあります。

すべきことは、「何故、その1つの事が出来ないのか?を考えることでは無いですか?」と

提案しましたが、考えることが面倒な中間管理者と、他部署の事に口を出したくない

管理者により意見は黙殺されて、マニュアルのページが増えただけでした。

人に教える事と、成長を見届ける事は、教える側には忍耐です。

けれども、管理者の重要な仕事だと思います。

想像力と創造力について、こちらに書いてみましたので、宜しければお読み下さい。

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